等高線について

この様な図を、ご覧になった事があるかと思います。地図の上に、等高線が描かれています。

この等高線ですが、もちろん実際の地面の上に、この様な線が入っているわけではありません。
等高線が入っていない白い地図があって、所々に「この場所の標高は、○mです」みたいな情報が入っています。それを見て、地図作成技術者の皆さんが「ここからここまでが、こんな具合に同じ高さだろうね」と描いたものが、いわゆる等高線です。
国土地理院が公開している等高線(緑色にしています)を、同じく国土地理院が公開している10mメッシュ標高に重ねて立体的に表示させてみました。

地形に合致している部分もありますが、「地形に合わない(例:急斜面部に等高線が走っている)」部分もあります。
これは、まあ仕方がないものがあるでしょう。元々の等高線を作成した時は、地図を立体表示させる技術がありませんでした。
同様に、1mメッシュ標高に重ねて立体的に表示させてみました。

かなり、無理があります。
1mメッシュ標高から機械的に等高線を作成して表示させました(緑色)。茶色の線は、元々の等高線です。

ごちゃごちゃしている部分もありますが、全体的に地形と合致しているのが見て取れますね。
平面的に色分け表示させてみました。

尾根や谷の形状が、きちんと表現されています。
GoogleEarthで表示させてみました。
画像をクリックすると、tokose_kml.zip(等高線_org.kmz、等高線_1m.kmzを圧縮)をダウンロードできます。
