GISの活用例:日射量解析
広島市佐伯区内で、「日当たりが良い場所、建物」を探してみます。
屋根に太陽光発電パネルを設置する場合等では、気になる所ですね。
基本の、メッシュ標高(10m)です。
緑->黄色->赤の順に、標高が高くなります。
地表だけで解析した結果です。青紫->黄色の順に、日当たりが良くなります。
平地だけではなく、山地の尾根筋も頑張っていますね。
太陽光パネルを地表ではなくて屋根に置く場合、上記の結果だけで判断してしまうのは好ましくありません。
やはり、建物の場所と高さ情報を使った解析が必要になります。
既存の建物情報(場所、概形)は国土交通省が公開しているものを使えますが、高さに関する情報がありません。「全部、2階建てにしてしまう」も可能ですが、解析の精度が落ちてしまいます。
建物の高さ情報についていろいろ探してみたところ、
https://www.mlit.go.jp/plateau/open-data/
からダウンロードしたものが使えました。
各建物で解析した結果です。黒->紫->黄色の順に、日当たりが良くなります。
(屋根は地面に水平、屋根全体での日当たりを考える)
やはり、建物の面積が広いほど、日の当たる量は多いですね。
とは言え、地形の影響も無視できないみたいです。
3D表示してみました。
一部分を、GoogleEarthで表示させてみました。
画像をクリックすると、sample_240721.zip(sample_240721.kmzを圧縮)をダウンロードできます。