谷次数1

「谷次数」という言葉があります。簡単に表現すると、
・細い流れと細い流れが合体したら、ちょっと太くなる
・それを数字で表しましょう
というもの。
実例は、

こんな感じです。
基本的な規則は、
・同じ数が複数1点で集まったら、1増える
例:1と1なら2、3と3なら4
・複数1点で集まった時、最の数が複数個でなければ、最大の数を使う
例:2と1と1なら2、4と3なら4
という、非常に単純なモノ。
試しに、広島県内の河川データ(抜粋)で作業してみました。
結果は、

こんな感じです。
元になっている規則そのものは非常に簡単ですので、作業はそれぞれの線を追いかけていくだけです。
イラストレータでもできますし、印刷したものでも作業できます。
ですが・・・。
上図の場合、データ数(それぞれの線)は約1900個あります。
範囲を広げたり、より細かい流れまで使うと、データ数は簡単に1万個を超えます。
それ、手と目で調べていくんですか?
まあ、やってやれない事はないですが、必ずと言って良いほど「悪い。ここにこんな流れがあったんだよ。それを入れて再処理して」が出てきます。
また1万個ですよ。
そして「本当に悪い。まだあった。こことここに追加」とか。これを複数回。
やってられないですよね?
GISを使うと、この作業を概ね自動化できます。流れが追加になっても、再処理は「1クリックで30秒待ち」な世界です。